ペン一本と、メモ帳

好きなものを好きなだけ

SHIROの香水について語る

SHIROのフレグランスといえば、サボンやホワイトリリーの練り香水のイメージがある。可愛らしい女子って感じ。ユニセックスな香りが好きな自分は、今までそれほど興味もなかった。

しかしSNSであまりに頻繁に見るのでどんな香りなのか気になって、一度店舗に行ったことがある。確かに万人受けするような、自然で軽やかでかわいらしい香りだった。でも自分向きではないな。

そう思いつつなんとなく店内を見回したとき、透明のきれいなボトルを見つけた。近づいてよく見ると、それがフレグランスであることが分かった。SHIROのパフュームシリーズとの出会いだった。

検索しても見つけにくいのでリンクを貼っておく。

shiro-shiro.jp

世界各地の調香師の好きな情景から生まれた香りなのだそう。

その中でも特に気に入ったのが「スモークレザー」という香り。香りのストーリーは以下のようなもの。

視界に広がる煙経つ火山の力強さとたくましたを感じながら、今日も厳選した革素材を手に取り、丁寧になめしていく。もしこのレザーを燻したら、どんな香りだろうか。

革を燻した香りがイメージらしいが、自分には森林の香りに感じた。ヒノキなどの針葉樹の森の香り。甘さは一切なく、ひんやりとしたj樹木の印象。ユニセックスだがどちらかというとメンズ向きだと思う。時間が経つと尖った森林の香りが若干柔らかくなり、たしかに革製品のような香りがしないでもない…気がする。

トップノートはナツメグとジンジャー。若干スーっとする清涼感を感じるのはジンジャーかもしれない。

ミドルはカシュメランとアンバー。筆者はカシュメランとアンバーがどんな香りなのか知らない。

ラストはベチバーとインセンス。樹木っぽさはベチバーかなと思う。

正直、香りの変化はそれほど感じられない。香りも強くはなく、国産のブランドらしいほのかな香り方なので服や枕につけても一晩経つと消えている。肌につけても2,3時間くらいの持ちだと思う。

だが、それがいい

普段は濃厚で重たい香水が好みだが、時には気分転換にさっと香りを纏いたいときもある。

そんな気分に、SHIROのパフュームシリーズはとても適している。

100mlボトルなので多少値が張るのがネックだが、気軽に纏いたい香水を探している方には全力でおすすめしたいシリーズだ。もちろん、女性が好みそうなフローラルな香りもある。透明でシンプルなボトルはインテリアにも良さそう。とは言いつつ、筆者は劣化が怖いので箱に入れて保管しているのだが…。

残念ながらamazonではこのシリーズの取り扱いがなさそうなので、最も有名であろうサボンのリンクを貼っておく。冒頭に「女子って感じ」とか書いておきながら何だが、このシリーズもユニセックスに使えるので石鹸の香りを求めている男性諸君にもおすすめしておくことにする。