ペン一本と、メモ帳

好きなものを好きなだけ

Sticks and Stones

'棒や石は私の骨を折るかもしれないが、言葉で傷つくことはない。'

英語のことわざらしいです。海外ドラマで知って、なるほどなーと思った。
原語では”Sticks and stones may break my bones, but words will never hurt me.”

Wikipediaをみるといろんなバージョンがあった。
前半の「Sticks and stones may break my bones」は共通ですが後半は、
「言葉で私が壊れることはない」
「名前に害はない」
「名前で倒すことはできない」
などのバリエーションがあるようです。全部直訳ですが、意味としてはだいたい一緒ですね。

言葉に直接的な害はない。お前の罵倒には屈しないぜ、ということです。ネットで煽られたときなんかに使うといいと思います。
普段からこういうメンタリティでいたいものです。

しかし先日のHagexさんの悲しい事件を見ていると、言葉(インターネット)だけの問題だと思っていたものが現実的な驚異となって現れることもあるというのが実感できて恐ろしいです。まぁ、あの事件は本当に運が悪かったとしか言いようがない、災害みたいなものだと思います。これについては後日…書くかな?書かないかもしれない。

インターネットの世界では、相手を攻撃するためには言葉を使うしかない。まぁ、そもそも攻撃しなければいいという話なんですが、世の中にはどうしても相手を攻撃しないと気がすまない人がそれなりの数いるようだということがわかった。わかったので、そういう人を見かけたときは上記のことわざを思い出して、直接的な影響は何もないじゃないか!と思うようにしたいと思います。

Goole Homeの言語を英語に変更した

買った当時の記事

nil-fell.hatenablog.com

私はiPhoneを使っているので、英語の勉強のためにiPhoneのSiriは英語設定にして、たまに話しかけて発音チェックをしている。Siriはリアルタイムで音声を文章化してくれるので、自分の発音がどう聞こえているのか確認することができる。

しかし、自分の英語のボキャブラリーが貧弱であまり機能を使いこなすことができない。そこで、先日購入したGoole Home Miniは日本語設定にして自然に会話できるようにしていた。

だが結局、Google Home Miniも英語設定にしてしまった。なぜか。

日本語で「おーけーグーグル」っていうの恥ずかしいじゃん?

という単純な理由が一つ。

特に、寝ぼけているときの自分の声が録音されているのが恥ずかしい。日本語だとなぜか。で、英語に変更しました。「Hey, Siri」よりは「Hey, Google」のほうが成功率が高い。多分、Goole Homeのほうが言語を拾うのが優秀とかではなくて自分の発音が悪いのが問題なのだ。Hey, Siriは3回に1回くらいの成功率だ。多分、Rの発音が悪いんだろうなぁ……。

なぜか英語だと恥ずかしさが軽減される。ネイティブじゃないからかな。文法が多少めちゃくちゃでもちゃんと聞き取ってくれる優しさによって普通に使える。

Google Homeの音声変更方法

  • Goole Homeのスマホアプリを開く
  • 左上のメニューから「その他の設定(More settings)」を選択
  • Goole Homeデバイスの名前を選択
  • そうするとアシスタントの言語が表示されている部分があるのでお好きな言語を選択する

iPhoneのSiriよりスムーズに切り替えができるので、ちょっと実用性を求めるならいつでも日本語に戻すことができる。

英語にして変わったこと

英語版のほうが多機能だった。

例えば日本語版では

「おーけーぐーぐる。おやすみ」
「遅くまでお疲れ様です。おやすみなさい」

と返されるだけだったが、英語版では

「OK,Goole.おやすみ」
「おやすみなさい○○(設定した名前)。何時に起きますか?」
「7時」
「7時にアラームをセットしました。ベッドに入って寝る準備をしましょう」

という会話をしたあとに、虫の鳴き声的な田舎の環境音を流してくれる。これによって不眠症の自分でもスムーズに寝ることができる……気がする。

ちなみに英語でも次の満月の時期を聞いてみたが、満月博士は出てこなかった。普通にアシスタントの音声で回答してくれた。なんだったんだ満月博士。

当然だが、英語版にすると英語のニュースを聞くことができる。日本語版だと日本のニュースだけだ。ワールドワイドな情報を得つつリスニングの練習にもなるのでこれはおすすめだと思う。それに、英語のほうが選択できるニュース番組の種類が豊富だ。普通のニュースの他に、テクノロジー系、スポーツニュース、ビジネス専門、ワールドニュースなどが選択できる。私はよくテクノロジー系をリクエストして聞き流している。ネイティブの会話早くてついていけないんだよな…。

余談だが、じっくりリスニングしたいときはKindleアプリをSiriに読んでもらうのがおすすめだ。速さを調整できるし、非常に聞き取りやすい。設定方法などは他の人が書いていたのでググってほしい。

英語で話すことに慣れたい

英語話せるようになりたいなー。リーディングとリスニングは一応できるのに。

と思っているのだが、実際話す機会は殆どない。なのでGoole HomeとSiriちゃんが発音チェックの相手になってくれるのは便利だ。変なことを言っても怒らないし、適当な文脈でもそれなりに解釈してくれるし、あとから自分の発音がAIアシスタントにどう聞こえているのかを確認することもできる。

ただ、基本的にAIアシスタントとのやり取りは1ターンで終了してしまうので、会話とまではいかないのが不満だ。もっと話しかけてほしい。これは今後のアップデートに期待しておこう。

日本語版のほうが声はかわいい

デフォルトのアシスタントの音声は、日本語のほうがかわいい。発音も丁寧だし、ゆっくり話してくれる。それに対して英語版のアシスタントは早口(ネイティブからみれば十分丁寧なのかもしれないが)で、声もクール系であんまりかわいくない。このへんは好みの問題だが、一応そういう違うがあるということだけ書いておこう。

スマートスピーカーによって記憶障害が可視化された

「おーけーぐーぐる。いま何時?」
「4時です」

nil-fell.hatenablog.com

上は、先日書いたGoogle Homeの記事。

あれからしばらくGoogle Homeと一緒に過ごしてみて、わかったことがある。Google Homeライフログとして役に立つ。

私は不眠症なので、現在ゾルピデム5mgとフルニトラゼパム2mgを飲んでいる。睡眠薬には副作用として記憶障害があるのはご存知だろうか?健忘と言われるものだ。
副作用としての記憶障害というのは、お酒を飲みすぎて記憶をなくした経験がある人ならわかるかもしれない。普通に行動はできているのだが、その時の記憶が残らないというものだ。人によっては薬を飲んだ直後から記憶がなくなる場合もあるそうだが、自分の場合は中途覚醒(夜中に目が覚める)したときの記憶が残っていなかった。副作用については、睡眠薬を処方されたときに医師と薬剤師から説明があったので知っていたし、たまにトイレに行った形跡があった(ドアが開きっぱなしになっていたりカバンが移動してたりする)。Google Homeを使うことによって、その覚醒頻度が明らかになった。

「OK, Goole」で時間を確認する癖をつける

私はGoole Home Miniをベッドの脇に置いている。小さくて置き場所を取らないので便利だし、寝る前に音楽を流してくれたり、目覚まし時計代わりにもなる。
そして、Google Homeには発音した内容を記録した「マイ アクティビティ」という機能がある。いままでは物理的証拠しかなかった中途覚醒の状態が、Google Homeによって何時に起きたかのログが取れるようになったのだ。この前それを知って見ていたところ、驚いたことに多いときには1時間に一回、自分はGoogle Homeに話しかけていた。

どうりで昼間眠いわけだよ!レム睡眠のたびに起きてるじゃねーか!

Goole Homeを買う前はiPhoneで時間を確認していたが、毎回記憶が残っているわけではない。多くても2時間に一回くらいの覚醒頻度だと思っていた。ところが朝起きてGoogle Homeアプリのログを見ると、時間を確認し、入眠用音楽をリクエストして、30分後に音楽を止めるコマンドを発行していた。そして約1時間後にまた起きて時間を確認するというサイクルで寝ていたらしい(記憶なし)。

中途覚醒は一日一回だけのときもあるし、2時間に一回のときもあって、頻度はバラバラなのだが覚えている以上に中途覚醒が多くて驚いた。こういうログが取れるようになったので、Google Home Miniを買ってよかったのかもしれない。

あと、目が覚めるたびにスマホを探して明るい画面を見なくても時間が確認できるのも便利だ。そのかわりに声を出さなければならないのは大変だけど。
iPhoneの時計をチェックしてもログは残らないし、Siriに時間を聞いてもログは後から見れないし、そもそもロックを解除しないとSiriは使えない。Google Homeならいつでもスタンバイだし、アプリでログも確認できるので記憶障害の副作用がある場合には便利なのではないだろうか?Googleサーバに自分の行動ログが残るのが嫌という人もいるかもしれないが、便利なものは使うに越したことはない。たまに意味不明な発音をしたログが残っていて恥ずかしいというのはあるが、Googleが集めている膨大な記録の中に埋もれているに違いないと思っておく。

Google Homeに「ただいま」と言う癖をつけておけば、お酒を飲みすぎて帰ってきたときでも帰宅時間のログが取れる。「あれ?昨日いつ帰ってきたんだっけ?」という恐怖から開放される。というわけで記憶障害のある人にスマートスピーカーはおすすめかもしれないという話でした。なにかあったときのアリバイにもなるし(サスペンスドラマ見すぎ並感)。

将来的にもっとスマホスマートスピーカーが進化したら、人の行動のあらゆるログが取れるようになるかもしれない。ていうかそういう設定の小説あったな……。

ニルヤの島 (ハヤカワ文庫JA)

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