ペン一本と、メモ帳

好きなものを好きなだけ

念願かなって入ったWEB系企業をもう辞めようと思っている

nil-fell.hatenablog.com

昔の記事を読んでいたら、「あの頃の自分は輝いていたなぁ」的なものを見つけた。ここの最後の方で現職に対する不満として「社長がアホ」と書いてるのだが、今まさにそれが原因で再び転職活動をすることになっている。

詳しくは、すべてが終わったら増田にでも放流するつもりでいるのでここでは現状のメモだけしておこうと思う。身バレ防止のためにフェイクを入れるので、これを読んでいる知り合いの人は「おや?」と思ってもスルーしてほしい。

まず、社長がITに疎いにもかかわらず、自社サービスを持っていることがそもそも駄目だった気がする。社長は開発チームがなんの仕事をしているのか、自社サービスを保守、運営するにはどういった作業が必要なのか、全く理解していない。それなのになぜか自信たっぷりに「自分は理解している」と嘘を吐く。意味がわからない。

もともと社長には対して期待してはいなかったのだが、他の社員が優秀だし、そこから学ぶことが多いため「1年は頑張ろうかな」と思っていたのだが、そうも言っていられない事態になりつつある。

社長はITに疎いため、現在5人で保守しているサービスを月20万で外注に出そうとしている。どう考えても割に合わない金額なので、その仕事を受ける会社はないだろうが、社長はその値段でできると確信しているようだ。どこからその自信がでてくるのかは誰にもわからない。

自社サービスの保守を20万で外注に出すと聞いて、開発メンバーも当然激おこである。自分たちの仕事は20万で全部収まると思われていたのだから無理もない。やってらんねー。
しかもサービスの保守を外注に出して、開発メンバーは何をするかといえば「営業に行ってサービスを売ってこい」という。普通エンジニアに営業を頼むか?営業雇ったほうがよくない?と思うのだが、社長の頭の中は誰にもわからない。とにかく新しい人員を雇うのはお金がかかるという理由で、今いる社員を営業に回して売上をあげようという算段らしい。

とうぜん開発メンバーのエンジニア達は営業などお断りなので、「そうなったら辞める」といい、次々に転職活動を始めている。全員やめたらどうなるのか、今の時点では何もわからない。

可能な限りのソフトランディングは、すべての保守作業を外注に引き継いで、今開発中の新規サービスもリリースしてから、開発メンバーが全員会社を辞めるという結末だと思う。

それでも社長が納得しない場合のハードランディングは、保守作業だけ外注に引き継いで(受け入れる会社があるかは疑問だが)すぐにエンジニア全員が辞めるということになると思う。

どのみち自分に、この会社に残るという選択肢はない。ただ、辞める時期が早いか遅いかということだけだ。

もうなんていうか、つらみしかない。

今日もデパスを飲んで出社するのである。

なぜ自分はエンジニアでありたいのか

仕事自体は全く忙しくないのだが、人間関係という別ベクトルからのストレスにより食欲不振が促進している。ここ数日の夕食はアイスクリームとスコッチである。まったく栄養的にも健康的にもよくないのだが、他に喉を通るものがないので仕方がない。

会社からある日突然「営業に転向してほしい」と言われた気がする。
気がする、と曖昧な書き方をしたのは、上長から明確に指示されたわけではなく「にる君には来月から営業の仕事やってもらおうと思ってるんだよねー」くらいの漠然とした社内メッセージを受け取ったからである。

ソフトウェアエンジニアとしての人生を歩み始めてから10年ほどになる。仕事をしていたのは7年くらいだが、それ以前から学校でプログラミングを学んでいたので、卒業後エンジニアとして就職するのは当然といえば当然であった。

しかし、こうして別業種への転向を言い渡されかけている今現在、改めて自分がなぜエンジニアで有りたいのかということについて考えてみることにした。なぜ営業はダメでエンジニアがいいのか。いままで自分は漠然とエンジニアとしての道を選んでいただけで、実は他の業種でもよかったのではないだろうか?例えば接客業とか、その他の職種を選択しなかったのはなぜなのか。そんなことを帰宅がてらに考えていた。

そもそも自分は元からエンジニアになりたかったのか?

エンジニアを志したのは専門学校でプログラミングを学んでいたころであるが、当時はゲームを作りたくて、それだけでプログラミングをしていた。だが卒業後、ゲーム会社への就職の道が絶たれ、残ったのはSES企業という選択肢であった。SES企業での経験は、嫌なこともあったが、エンジニアとしての経験を積むという意味ではそれなりに有意義であったと思う。遠回りで、無駄にした時間もあったが、結果的にはそれなりに即戦力として活躍できるスキルと経験と自信を持つことができたのだから。

それに、私はエンジニアとしての自分を気に入っているのだ。何かを考えて作っている間は楽しいし、自分や誰かのアイディアを目に見える形で実現するのは有意義に感じる。それになにより、コードを書いている間が人生で最も楽しい。

というわけで、いまさら別業種というのはいまのところ全く考えていない。会社からもし「営業をやれ」と言われたら躊躇なく退職を申し出るつもりでいる。心残りは今年から始めた新プロジェクトが未完成に終わることだが、今となってはそれも仕方がないのかなという気がしている。

かつて私はゲーム会社に努めていた友人とスマホゲームを作っていた。それは、友人が鬱になり地元に帰ったことで企画は中断してしまった。それ以前にもなんどか個人でゲームを作ろうとした経験があるが、すべてメンバーの途中離脱などの理由により志半ばで頓挫している。今回の新プロジェクトも、企画はほぼできてあとは本番実装という時点で頓挫しそうなのである。ああ…全く自分は人生で何も成せていない。自分の人生もこのまま何も成せずに終わるのかもしれない。

そんな事を考えていたが、何も完成物はないものの技術は裏切らないと思っている。それなりの経験年数もあるし、コードは読めるし、知らない言語でも数日あれば使えるようになる。これはもはや天職といってもいいのではないだろうか。

営業の仕事だって、やろうと思えばできるのだ。前職では営業に近いこともやっていたし、できないことはないのだが、もうスーツを着る仕事はしたくないと、自分の中で決まっている。それに適応障害を発症してから、人に会ったり営業スマイルを維持することが難しくなっている。できないことはないのだが、やったあとはものすごく疲弊するようになった。そういう体調面も顧みて、なんとしても営業の仕事は回避するつもりでいる。

さて、結局なぜ私がエンジニアとして仕事をしたいかというと、やっぱり自分のライフスタイルに合っているということと、なによりコードを書いている間が楽しいということに尽きる。一度きりで短い(と勝手に思っている)人生、できるだけ楽しいと思える仕事をしていきたい。我慢して似合わないスーツを着るよりは、私服でだらーっとしながらキッチリと保守性と可読性の高いコードを仕上げるのが生きがいの半分なのである。

だから自分はエンジニア以外になるつもりはない。このスキルは他の会社でも活かせるはずなので、もう少し様子を見つつ転職活動をしていこうかなと思った次第である。

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

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入門 Python 3

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物を紛失するということについて

両の耳たぶにピアスを開けているのだが、この前初めて片方のピアスをなくした。
原因は完全に私の不注意であり、気づいたらなくなっていた状態なのでどこで落としたかもわからないのである。自宅に帰ってから外そうとしたら片方だけないことに気がついたというわけだ。

それはまぁいい。落としたものは仕方がない。もともと4千円くらいで買ったものだし、お財布的には大したダメージではない。ただ、そのピアスはハンドメイドの一点物で、もう販売していないというのが悲しい。たまたまイベントで見つけたもので、作家さんのWEBサイトにも載っていない、素材が余ったから作りました的なものだったのだ。そういう経緯で買ったものなのでちょっと気に入っていた。

大事なものなら着けるんじゃねーよと言われそうだが、今までピアスを落としたことなどなかったので、完全に想定外の出来事であった。いやはや、人生なにがあるかわからんもんだね。交通事故とか災害でもそうだが「自分は経験ないから大丈夫」は危険な思考であると思った。落とし物程度で大げさだけど。ピアスを落とすというのは多くの人が経験しているらしいとは聞いていたが、今まで自分はなくしたことなかったし、いつも気をつけてたし……と、ちょっと油断していた部分があるのは認めざるを得ない。

まぁ今回は金額的には大したことはないのが唯一の救いであったかもしれない。物を無くすのは「厄落とし」的な意味もあるらしいので、小さなものを紛失してより大きな危険から救われたのだと、前向きに考えることにした。

それにしても、高くはないが実は気に入っていたので無くしたことにちょっとショックなのである。どう考えても外出先でなくしたので見つかる可能性は低い。

くやしいのでかわりにもっといいものをお金をためて買ってやろうと思っている。高いものをつけたら気をつけるようになるかもしれないし。個人的な観測範囲では、絶対なくしたくない金額のピアス(1万円以上とか)はまず落とさないような構造になっている。シリコンキャッチとかクリスメラキャッチとか使っているし。今回なくしたのは普通のフックタイプだった。長めのフックなのでまぁ落ちないだろうと思ってシリコンキャッチもつけていなかった。完全に不覚である……。こうして連々と反省文を書いていても悲しくなってくる。まぁ何万円もする物を無くすよりはマシだったのかもしれない(そもそもそんなに高いもの持ってないけど)

というわけで特にオチはないのであるが、誰しも大事な物を落としたりなくしたりする可能性はあるので気をつけようね、という話である。