ペン一本と、メモ帳

好きなものを好きなだけ

物を紛失するということについて

両の耳たぶにピアスを開けているのだが、この前初めて片方のピアスをなくした。
原因は完全に私の不注意であり、気づいたらなくなっていた状態なのでどこで落としたかもわからないのである。自宅に帰ってから外そうとしたら片方だけないことに気がついたというわけだ。

それはまぁいい。落としたものは仕方がない。もともと4千円くらいで買ったものだし、お財布的には大したダメージではない。ただ、そのピアスはハンドメイドの一点物で、もう販売していないというのが悲しい。たまたまイベントで見つけたもので、作家さんのWEBサイトにも載っていない、素材が余ったから作りました的なものだったのだ。そういう経緯で買ったものなのでちょっと気に入っていた。

大事なものなら着けるんじゃねーよと言われそうだが、今までピアスを落としたことなどなかったので、完全に想定外の出来事であった。いやはや、人生なにがあるかわからんもんだね。交通事故とか災害でもそうだが「自分は経験ないから大丈夫」は危険な思考であると思った。落とし物程度で大げさだけど。ピアスを落とすというのは多くの人が経験しているらしいとは聞いていたが、今まで自分はなくしたことなかったし、いつも気をつけてたし……と、ちょっと油断していた部分があるのは認めざるを得ない。

まぁ今回は金額的には大したことはないのが唯一の救いであったかもしれない。物を無くすのは「厄落とし」的な意味もあるらしいので、小さなものを紛失してより大きな危険から救われたのだと、前向きに考えることにした。

それにしても、高くはないが実は気に入っていたので無くしたことにちょっとショックなのである。どう考えても外出先でなくしたので見つかる可能性は低い。

くやしいのでかわりにもっといいものをお金をためて買ってやろうと思っている。高いものをつけたら気をつけるようになるかもしれないし。個人的な観測範囲では、絶対なくしたくない金額のピアス(1万円以上とか)はまず落とさないような構造になっている。シリコンキャッチとかクリスメラキャッチとか使っているし。今回なくしたのは普通のフックタイプだった。長めのフックなのでまぁ落ちないだろうと思ってシリコンキャッチもつけていなかった。完全に不覚である……。こうして連々と反省文を書いていても悲しくなってくる。まぁ何万円もする物を無くすよりはマシだったのかもしれない(そもそもそんなに高いもの持ってないけど)

というわけで特にオチはないのであるが、誰しも大事な物を落としたりなくしたりする可能性はあるので気をつけようね、という話である。